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未来へ繋ぐ今日 PCR検査 日本政府に喝!!広島県民280万に無料の検査

 せっかくのゴールデンウィークですが、第3回目の非常事態宣言の下、ステイホームです。不要不急の用事以外は外出を控えています。

 しかしコロナ感染が時間の経過とともに、逆に拡大していく現状に、私はどこか楽観視していたと、今少し慌てています。

 楽観視というのは、コロナを甘くみていたというのではなく、日本政府の対応についてです。後手後手と言われ、失政が続いているのだから、疫学の学会や医師会、ノーベル賞受賞者など専門家の提言に、どこかでは耳を貸すのでは、と思っていたということです。

 日本政府が無為無策を続けるもう一つの理由が、国民世論にあると思うのです。国民は政府の対策に疑問はあるが、明確な批判すべき統一した方向性をもっていないのでは、ということです。政府が失政を重ねても、失政の原因に対して怒りが醸成されずに、内閣支持率が下がりきれていないのではないでしょうか。

 何をしたら、コロナが終息をするか。今話題なのは、「ワクチンがいつ届くのか」だけです。ワクチンだけで本当に終息するのか、検証もなしにマスコミも報道しています。

 ワクチン接種を受けるにあたってのアンケートが数多く公表されています。2021年2月に行われた名古屋市のアンケートでは

  ① すぐにでも摂取したい 38% 
  ② あまり摂取したくない 19% 
  ③ 様子を見てから摂取したい 35%
  ④ 絶対に摂取したくない 7%  
  ⑤ 不明1%

 これを積極性で大別すると

  ①積極的に受けたい 37% ②消極的 62%  

 つまりワクチンの接種が始ってもその副作用など、動向によっては、受けない人が多数になることも想定されます。

 そうです。日本人は世界の中でもワクチンへの不信が強く、とりわけ治験の少ないコロナワクチンで、「すべては解決」はありえないでしょう。

 したがって、私はPCRを中心とした大規模検査とワクチン接種の組み合わせが必要と思っています。これを「国民の声」として打ち出すことです。

 
 至極当然なことですが、これが当然になっていないことが、日本の現状なのです。

 特に「検査は重要」という言葉。もうこれはお題目の域に達しています。安倍前首相は「一日20万人の検査体制が整ったので辞任を決断した」のではなかったか。でもね、国民の意識もお題目状態と私は思っています。

 民間検査なら全国どこでにいても受けれる状態です。当初よりかなり安価です。「検査が重要」という人、みんな受けましょうよ。

 とこう、1人気焔を吐いているところに、広島県からの朗報がありました。

 280万県民全てを対象にPCR検査を無料で開始します、とのこと。県内で働く他県民も対象です。これだこれ!!

 4月1日に開始。県内5か所の検査センターと広島市内の薬局200店舗で検査ができます。

 「PCR検査検査を拡大すれば、陽性者が増加し、医療機関がひっ迫する。」これが政府・厚労省の検査をやらない主な理由と言われています。事実は大規模検査をしないがために医療がひっ迫している。逆です。広島県の挑戦は、この政府の予防観点の欠落した、屁理屈を打ち破るものです。

 広島の心意気やよし。
ただし、厚労省の報告書によると、まだ広島のPCR検査数は大きく伸びていません。政府がばらまいた「検査は不要」の意識は根深いのでしょう。広島の闘いは政府政策に対してと、おのれ自身に対してです。

 4月22日時点で、280万県民に対し約22万人が検査しており、1人当たりの受検率は都道府県別で15位ですが、この22日約7000人の受検があるなど他の自治体比では増加しており、早晩上位になると思われます。

 私はこの広島の挑戦、「広島モデル」の成功が今後の日本のコロナ終息の鍵だと確信しています。

 私の組合出のPCR検査の受検者もふやしていきますよ。

 頑張れ広島県民、頑張れ広島知事。

 

 

 

 
 


 


 
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未来へ繋ぐ今日 「文春」と「赤旗」がスクープ連発  映画「はりぼて」のガンバリ

公職選挙法 第三十三条の二 2 

 衆議院議員及び参議院議員の再選挙(中略)補欠選挙は、九月十六日から翌年の三月十五日までに(中略)これを行うべき事由が生じた場合は当該期間の直後の四月の第四日曜日に、三月十六日からその年の九月十五日まで(中略)にこれを行うべき事由が生じた場合は当該期間の直後の十月の第四日曜日に行う。

 3月23日、これまで無罪を主張していた、河井元法相が訴えの大半を認め、議員辞職の意向であることを東京地裁の被告人質問で表明しました。何故一変したのか。補選逃れが取り沙汰されています。

 上記の公選法条文にあるように、3月15日までの辞職ではないので4月24日の補選はありません。また次回補選がある場合は10月23日なので、10月21日の衆議院の任期満了により河井克行氏補選は完全になくなったのです。

  「死してなお名を残す。」 自民党にとっての美談であり、してやったり、といったところでしょう。

 しかしながら、元閣僚を議員辞職まで追い詰めたのは、国民の、そして民主主義の勝利です。拍手です。

 この河合克行氏の公職選挙法違反疑惑をすっぱ抜いたのが「週間文春」です。素晴らしい。

 週間文春はこの他にも「森友学園」に関係した近畿財務局の赤木俊夫さんの遺書報道、黒川元東京高検検事長のかけマージャンなど政権にうごめく疑惑のスクープを連発しています。

 また赤旗日曜版も安倍前総理の「桜を見る会」疑惑をはじめ、政権にすくう疑惑を次々と明らかにし、安倍内閣退陣の立役者となっています。

 スクープによって、政権が崩壊したり、大臣の首が飛び、議員が辞職する。議会制民主主義を根本におきながらも、政権の行い、議員の行いをジャーナリストが監視し国民に知らせることができる社会。これが、本当の民主主義社会なのですね。

 スクープ。他の報道機関のスクープって最近聞いたことありませんよね。どうなっているんでしょう。

 こう思っている時に、なんと文春と赤旗の編集長対談が雑誌で実現していました。

 これを企画したのは、雑誌「月間日本」です。すでに2月号が販売終了していたので、組合の本屋さんで取寄せました。
  
 この対談及び関連する記事を読んで分かったのですが、二社がすごいこともさりながら、逆に何ゆえ、巨大な新聞社やテレビ局がスクープを全くとれないか。私の疑問への答えがありました。

 大まかに言うと、国民の知る権利を最も大事なこととして全社、全組織を上げて取り組んでいない。事情はいろいろあってもです。細かく言うと、政治家と密接な関係にある記者クラブが「腐り」、諸悪の根源となっているということです。

 つまり日本のジャーナリズムは二社を除いて死に絶えた、ってことです。えらいこっちゃ、です。

 ところが、3月の末に偶然みた映画「はりぼて」が私を安心させました。

 映画「はりぼて」は、富山市の市会議員の報酬引上げ問題に端を発し、政務活動費の虚偽申請の実態を告発した地域発ドキュメンタリーです。富山の地元テレビ局(チューリップテレビ)がスクープし、14名もの自民党議員を辞職に追い込んだことで知られています。市議のうち7割が自民党市会議員団。大きく見えた組織も、疑惑ひとつであっという間に崩壊の危機に瀕する中身のなさ。まさに「はりぼて」です。

 テレビ局の記者たちは、テレビにしかできない役割、例えば、新聞に書けばひと言「ノーコメント」ですが、映像では長い沈黙が逆に多くを語る、といったことを武器に果敢に権力に立ち向かいます。取材する議員につかず離れず、自分たちの弱さもさらけ出し、報道とは何かを反芻しながら取材を続けます。

 放映後の望月衣塑子東京新聞記者との対談映像で明らかになるのですが、東京(中央)とは違って、権力監視の手足がもぎ取られていない状況が地域にはあり、他社との連携もできている、とのことでした。しかしそれでも権力者と対峙することはたいへんなことです。

 対談映像で特に印象に残ったのは、「我々は単に悪を報道しているのではない」というチューリップの記者たちの言葉です。事実として何が問題で、どうしてそんな問題が起こったのか。個人的には憎めない人達が、どんな理由で過ちをおかすのか。

 渦中の議員の協力なしに情報は出てこない。だから人間関係を築きながらも、片方で取材した彼らの社会的地位を追い詰める。まさにぎりぎりの局面で闘っている。中央の記者たちはこれができていなというのです。

 このように地方では市民の知る権利をしっかり報道しようとしている記者たちがいるっていう事実が私をとても励ましました。


 「文春」がスクープを連発しても、雑誌が売れなければ、政権スキャンダルの追求できなくなります。売れれば芸能人スクープオンリーでも良いわけです。赤旗もまた数ある新聞との違いを浮き上がらせながらスクープを連発しても、そして読者を増やさなければ発行できなくなるのです。

 だから社運をかけ、また命さえかけて取材し、政治の暗闇に光を当て続ける雑誌を買い、新聞を購読するのは、ささやかなことだけれども、私にできる大切な民主主義を守る運動です。(チューリップテレビもみますよ。富山に行ったときね。)





 
 




 
 

未来へ繋ぐ今日 誰にでもできる山の護り方 皮むき間伐

 地震、雷、火事、親父。怖いものの象徴としてよく引き合いに出されますが、私は「一富士二鷹三茄子」のように、怖いもの順に並んでいるように思っていましたが、人や地域、経験によって怖いものの順番は様々ですよね。

 ちなみに、私が一番怖いと思っているのは、台風によってもたらされる水害です。自らの強い恐怖体験はないのですが、台風だけでなく梅雨、秋雨、大雪。日本列島は1年中水害を被って、多くの人がなくなり、人家を含む経済的被害も莫大となります。昔も今もです。だから客観的に見て、台風=水害は恐怖の格言にあって当たり前と思います。

 その考え、やっぱりありました。諸事典によると、親父は山嵐(やまじ)の変化とも言われる解説があります。山嵐は台風を指します。強い根拠は無いようですが。親父を残しての新格言、「タイフーン、地震、雷、火事、親父」。いかがでしょうか。

  2017年7月、九州北部の豪雨は、福岡、大分で40人の死者を出しました。この豪雨で注目されたのは異常なほどの流木の量でした。20万トン、36万立方メートルもの木が河川に流入したとされています。針葉樹の植栽本数は1万立方メートル(1ha)に1000本から1700本と言われます(エコタウン通信より)。中取って1500本とした場合、この豪雨では約5万4000本が一気に河川に押し寄せたことになります。
2017年九州北部水害    国土地理院

2017年北部九州水害 流木被害hajime nakano

 この豪雨被害復旧のボランティア活動に来ていた、和田康平さんはこの流木の多さに衝撃をうけ、造船技士の仕事を辞めてふるさと、鳥取県八頭町の山を守る仕事を始めました。

 流木の原因は、山の表層崩壊です。中国山地や九州北部の山の多くは花崗岩の山です。花崗岩が風化することによってできた真砂土が表面を覆っています。真砂土の多くは水はけが悪く、大量の水分を含めば山雪崩、表層崩壊が起きやすいのです。表層雪崩を起きにくくしているが森林ということになりますが、木が根をはっていなければ、表層崩壊は倒木と同時に大雨によって流木となり、被害は拡大するのです。この九州北部豪雨出の流木の現象は、森林率約7割を誇る日本では真砂土の山だけでなく至るところで起きる可能性があり、大問題なのです。2014年の広島の土砂災害も真砂土の表層崩壊でした。

 和田康平さんの森を守る仕事の一つが、誰でも参加できる、皮むき間伐です。日本の森の4割は針葉樹の人工林です。針葉樹は光を多く浴びて急成長しますが、その成育条件には間伐が決定的です。暗い森を明るい森にする仕事です。
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「きこり道」

 森を守れ、当たり前のことです。でも誰かにそう言うだけでなく、自分が森を守れたらもっといいですよね。和田さんは本来の林業家ではなく、ただ「森を守れ」と言う側にいた人だから、そう思っている人の力を結集させる良いポジションにいるわけです。

 皮むき間伐は、なたも、チェーンソーもいりませんから、だれでもできる間伐方法です。マイナスイオン浴、レクリエーションなど動機は自分のことでもいいんです。


 ただ皮むき間伐は昔から知られた方法です。通常間伐ができないほど細木となった森で行われ、10年ほどで朽ちるので活用はされていませんでした。和田さんの面白いところは、皮むき間伐材を産業にしたことです。皮むき間伐材を経済資源とすることができれば、対象は細木箇所は対象ではなく、通常間伐の森ということになります。本格的です。

 皮むきされた木は2年と言う短い期間で枯れ、重さも半減し搬出されやすくなります。そして機械乾燥された木材とは違って自然乾燥なので、香り、風合いも良いと、良いことづくめです。

 問題点もあります。山主の許可がないと間伐はできません。ましてや所有者不明の山には手も足もだせません。日本には相続登記の義務がないので、登記の値打ちがないものは放置され、山林地主が誰なのか不明な山は年々急増しているのです。放置せざるを得ない理由もあります。固定資産税納税の義務から免れたいし、国や自治体に譲ろうにも、受けとってももらえません。

 しかし「朗報」です。相続財産は必ず登記させる法案が2021年の204回通常国会に提出されています。相続開始を知ってから3年以内に登記をしなければ、10万以下の過料が科せられますが、簡単な方法で登記ができるのと同時に、登記後10年の管理費相当の手数料を納め、建物等が残っていない等の条件を満たせば、国有地になるというものです。まっ、気が長い話ですけどね。

 間伐も進み、山が管理され、大雨でも一度に低地に大雨を流さないで洪水で命が失われない世の中が、必ず来ると私は思っています。和田さん達が間伐をするだけでなく、私も皮むき間伐に参加しようとおもっているからです。

 誰にでもできる山守。素晴らしい。

 
 

未来へ繋ぐ今日 ひざ痛治してピンピンころり 

 「うさぎ小屋」。日本が高度経済成長は終わったものの、ソ連邦を抜いて2位の経済力、やがて1位に、って思われていたとき、こんな日本人のおごりに冷や水をかけられた言葉でした。

 日本人は、その意味を「狭くて粗末」ととらえたのですが、そう呼んだヨーロッパ共同体(EC)では、狭いというだけつもりだったようです。既に「うさぎ小屋」はフランスの共同住宅に付けられていて、狭く画一的、を意味していたからです。1979年の話です。
フランス 都市型共同住宅 1970ねん                                       (1980年代建設のフランス都市型共同住宅 [うさぎ小屋])



 現在日本の住宅ををうさぎ小屋とは呼ばなくなりました。世界では日本の住宅面積は広い方にカウントされています。まさか、ですよね。しかし統計ではそうなっています。
住宅面積 外国との比較
  (世界不動産市場調査 日本不動産鑑定協会 1999年)

 うさぎ小屋消滅の理由は、国民の快適住宅への意識の変化もあるが、政府の持ち家政策への投資が成功したのでしょう。持ち家は122㎡もあり、世界でもトップクラスなのです。しかし現在でも日本の借家の面積は46㎡です。借家は依然として「うさぎ小屋」なのです。

 さて世界でトップクラスとなった日本の持ち家床面積ですが、住宅敷地面積となるとそうはなりません。パリでは床面積の3,3倍、ロンドンでは3倍、サンフランシスコでは4,3倍、上海2,7倍の敷地面積ですが、東京は1,3倍、大阪1,6倍の敷地面積しかありません。従って狭い敷地に、2階、3階を建てることで、何とか床面積で世界水準の体裁を保っている、ってとこになるのでしょう。つまり、持ち家の方も(特に都市部では)「うさぎ小屋」を脱してはいないのかもしれませんね。

 さらに、この日本の狭い敷地に2階、3階の住居のスタイルは、日本の高齢者社会にあって、多くの人に苦難を押し付けています。

 2階、3階は子どもと一緒にいる時は、大きな力を発揮しました。夢のマイホームは子どもに鍵のかかる勉強部屋を、自分たちにも独立した寝室を実現したのです。

 しかし子どもが成長し、家を出ると、2階、3階の勉強部屋は必要性がなくなります。では自分たちが広く使っているかとういうと、多くの家庭ではそうなっていません。高齢になると2階、3階にひざが痛くて登れなくなるからです。

 この「ひざが痛い」ですが、日本人の60歳以上でなんと、76%がひざが痛いと回答し、さらに腰痛53,3%、足首痛17,3%と続きます。これでは2階どころか、一階でも様々な支障があると思われます。

痛い 統計
(内閣府 高齢社会白書 2013年) 

 各人のひざ痛への対策ですが、市販のシップ薬を使用が47,8%、我慢39,9%となっています。痛みとの付き合い、仕方なし、の状態です。

 年を取るということは、こういうことか。って思いますよね。

 しかしこれは、人類の、高齢化社会の加齢現象ではなく、日本人にはひざ痛が特に多いよということに着目すべきことのようです。ということは、ひざ痛が日本人独特の生活様式の違いによって起こされる。ということは原因が分かり、ひざ痛が改善ってこと、でしょうか。

  ドイツ人は親から歩き方、靴の履き方を習うそうです。箸の持ち方をしつけられるのと同じように。だからドイツ人の歩き方はみんなひざをピンと伸ばした様な歩き方だそうです。(「足と靴の相談室エルゼ」の渡辺さ江さん・2020/1/29しんぶん赤旗)。

 一方日本人は下駄から靴に変わっても、歩き方、履き方の教えを受けないで、今日も日本人は過ごしているのですね。しかも玄関では靴を脱ぐ文化はそのままです。その結果、他国以上に膝を痛めることになっています。すでに若い時からひざを痛めていて、年齢が進むとともに悪化する。

 コラーゲン、シップ、サポーター、テレビのCMが毎日流れますが、靴の選定、履き方、歩き方がひざ痛を軽減する話はテレビではほとんど聞くことはありません。 家で長い時間家事をしている人はサンダルにも注意です。板敷の部屋の上履きも「靴」同様の配慮が必要とのこと。

 私はひざ痛で山登りをやめた経験があります。ひざがいたくなるのは、若い時に足を怪我したり、関節に過度の負担をかけたり、ねん挫したりしたことが、要因の一つだそうです。この予防にはひざ廻り筋肉をつけること、だそうですが、私は痛み原因と対応策を解明することもなく山登りをやめたことに、後悔をしています。

 ピンピンと生きて、コロッと死ぬ、理想です。60歳以上で76%ものひざ痛の改善をせずにこれは実現しません。50の手習いならず、「靴の選定、履き方、歩き方」、良いことは何歳だろうと、すぐに実践です。

 さすれば、2階3階なんのその、です。




 

 

 

 

未来へ繋ぐ今日 雑草が大輪の花咲かす 天理大学ラグビー部の快挙 

 「また雑草が生えてきた。」マンションの花壇で会話していると、「雑草って何ですか。雑草という名の植物はないんですよ」、と同じ住人の樹木医の先生にちょくちょくたしなめられます。雑草にも思いやりがあるのだなーって、思わず「なにか済みません」って謝ったりしてます。
 
 「雑草という植物は存在しない」 牧野富太郎博士の言葉です。樹木医の先生と同じです。「どんな草花にも名前がある。」そりゃそうですよね。

 一方、アメリカ雑草学会では雑草を「人類の活動と幸福・繁栄に対して、これに逆らったりこれを妨害したりするすべての植物」と定義しているそうです。

 さすれば、私をはじめ一般人は、そんなこととは知らずに、アメリカ雑草学会の定義を引用して、花壇の邪魔者を「雑草」と呼んでいたことになりますよね。これもなんかすごい。
  
 このアメリカ学会定義でもって、雑草呼ばわりされた天理大学ラグビー部が、このたび大学ラグビー選手権大会で初優勝しました。関西大学リーグの優勝は36大会ぶりとなる、快挙です。拍手-----。

 雑草と言われる天理大学ですが、本当にそうなのか。
先発15人中、天理には高校日本代表選手3名、花園8強以上の経験者は4名。

 では早稲田大学は、高校日本代表は6名、花園8強以上は9名。

 確かに早稲田はラグビーのエリート集団といえるでしょうが、天理が雑草といえるかは微妙ですよね。問題は有名選手以外の比較です。

 早稲田には、花園未経験者はゼロ。天理には4名います。しかもこの4名が主力なのが、面白い。そのひとり、天理キャプテンの松岡選手は、花園にかすりもない高校出身です。

 もう一人の無名選手、センター12番の市川選手が、決勝で4トライを獲得し、チームを勝利に導きました。決勝戦でフィフィタ選手ではなく、最優秀選手となった市川選手こそがまさに雑草である、と私は思っています。

 市川選手は東大阪市の日新高校出身。強豪ひしめく大阪にあっては、目の前の「花園」は夢のまた夢です。身体も172㎝で小さいし、高校でラグビーをやめようと思っていたところ、同校OBでトップリーガーである先輩のすすめで天理大学に進むことになります。

 天理大学は全体に小柄な選手の集団です。だから天理大学では市川選手の身長でもハンディとはならない。3年生でレギュラーへと躍進。同じセンター13番のフィフィタ選手にアドバイスを受けます。スーパーリーガーの世界を体験してのアドバイス、直伝です。

 倒す、倒されない身体づくりも大事だが、「とにかくスピードを上げろ」。この言葉で変化した一例が筋トレ。170Kバーベルをスクワットで力いっぱい挙げる方法から、バーベル120Kを瞬時にあげるスクワットに変更(スポニチ情報)。多分これが活きましたね。

 フィフィタ選手から出されたオフロードパスを、テレビ画面の外から走り込んできて瞬時に受取り、誰のタックルもまともに食らわずに、あっという間にトライする。しかも繰り返される。スーパープレイヤーフィフィタ選手が市川選手のトライのアシストをする。天理優勝の象徴的プレーでした。

 2020年の高校ラグビー日本代表及び代表候補(コロナで幻)の進学先は、多い順に、明治13名、帝京10名、早稲田5名でした。天理は3名。これを単純に4年でかけたら、明治は52名、帝京40名、早稲田20名。天理12名です。この明治、帝京、早稲田の3大学以外はどこの大学でも「雑草」かも知れませんね。

 天理大学の優勝で、2021年高校代表の進学先に天理が増えるかもしれませんが、天理の雑草魂が今後とも続いてほしい、と無責任に思うわたしです。 

 雑草 頑張れ 雑草 バンザイ



 

 
 
 
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